2025年8月5日火曜日

立山(2025,7,29~7,31)


 実施日 令和7年7月29日(火)~31日(木) 

天 候 1日目:曇/晴 2・3日目:晴

参加者 3名(男性2、女性1ゲスト)

コース(C3)

1日目:東京駅7:20発北陸新幹線乗車⇒富山駅⇒地鉄富

山駅⇒(立山ケーブ)⇒美女平⇒弥陀ケ原(1145)・・天狗

1600⇒室堂・・雷鳥沢ヒュッテ17:10()

2日目:雷鳥沢ヒュッテ(700)・・室堂・・一ノ越・・雄

(3003m)・・大汝(3015m)・・富士ノ折立

(2999m)・・大走り分岐・・雷鳥平・・雷鳥沢ヒュッテ15:00()

3日目:雷鳥沢ヒュッテ(630)・・室堂⇒立山駅⇒称名滝⇒

立山駅⇒地鉄富山1310着、富山駅1410発東京行乗車

 待望の夏山三千メートル級も参加者が限られる上、

参加辞退もあって富山に転居した前会員Sさんをゲストに招へい、

富山駅で合流、3名の催行であった。

(1日目)

乗り継ぎを経て弥陀ケ原1145着。

ここからこの草原の木道を歩くも、

標高が2千米だが、湿度が高く暑さとの闘い、

涼風も熱気を帯びている。高山植物や点在する池塘が少しの癒しか。

本日一番の難所V字谷だ。獅子ヶ鼻岩を対岸に見て急こう配を降り

称名川を渡渉する。この後が難儀、鎖場となっているものの、

腕力が無ければ急登は困難か。途中見下ろすと見事なV字は自然の

成せるわざ。暑さもあり明日の体力維持のため、天狗平から徒歩

1時間をバス利用し10分で室堂へ。宿まで1時間の歩き。

地獄谷の硫黄のガス臭が強く鼻をつき目も痛い。ミクリガ

池は立山を写し残雪とのコントラストは一見もの。

1710宿着(24時間温泉付き)

 

(2日目)

7時発、歩行時間は6時間だが、早めの帰宿となりそう、

一番風呂に浸かれるか。

室堂の玉殿湧水を汲み、まずは一ノ越を目指す。

石畳で整備された歩道は観光客には最適。途中、

雪渓を数か所渡り涼を感じるも、石畳の照り返しと膝に負担がかかる。

一ノ越で休憩後1時間で雄山、1030登頂、山頂の雄山神社参拝、

神主の祈祷を受け山行の安全を願い、

来た方角に向って万歳三唱で締め。

三千メートル峰からは、北方に剣山の雄姿、

白山や遠く富士山も見えるはずだが・・・。

立山最高峰大汝山へ、雪渓を前に休憩昼食。

稜線下の室堂平は残雪が多く、白と緑のコントラストが絵になる。

北方に剣岳を眺めながら1125山頂。眼下には黒部湖も、集合写真。

稜線の脇に立つ富士ノ折立の岩稜を登攀。

雷鳥発見、オス一羽砂遊びで登山道を占有、

暫し待つが道を譲ってくれない。やむなく追い立てる。

稜線沿いにチングルマやイワギキョウの群生も見られ夏山を実感。

大走り分岐から西に向かい、この先の急こう配“大走り”を降る。

これが膝にこたえた。テント場手前の河原で休憩、1510宿着。

ゆっくり温泉に浸かりからだ癒し、夕食前にジョッキを傾ける。

至福の時。

 

(3日目)

最終日は朝食後ゲストのSさんと分かれ、630宿を先発。

再度室堂までの石段を登り返す。早朝のミクリガ池は一層、

碧みを増し神秘に。

玉殿湧水を土産に室堂8時発のバスに乗車、立山駅まで下り、

称名滝に足を延ばす。称名川左岸上部は、

高さ500mの溶岩流でできた“悪城の壁”が連なる。

称名川が10万年をかけ溶岩大地を浸食し現在の落差350mの

大瀑布ができたと。

立山駅から地鉄富山駅へ、予定どおり富山発の新幹線に乗車、

帰路につく。

(雑感)この夏の暑さは高山でも涼を感じないほど、

地球環境が大きく変わりつつある時に遭遇しているのかもしれない。

日頃から暑さ対策が肝要だ。

ここから歩き

V谷からの急登

天狗平

室堂:集合写真

薄雪草と立山

集合写真

雪渓を渡る

雄山からの眺望

眼下の室堂平

岩桔梗

雄山、集合写真

剣岳遠望

大汝山、集合写真

雷鳥♂氷河期の生き残り

 稚児車の群生

 ミクリガ池の朝

 落差350m称名滝





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