2020年11月14日土曜日

個人山行 妙義山(2020,11,12)

 個人山行 妙義山(相馬岳1.104m) 2020年11月12日


妙義山(白雲山コース) 日本二百名山 天気 晴れ時々曇り

コース
道の駅みょうぎ…妙義神社…大の字…奥の院…ビビり岩…背ビレ岩…大のぞき…
天狗岩…相馬岳…タルワキ沢分岐…第二見晴…第一見晴…妙義神社…道の駅みょうぎ

コメント
妙義山は相馬岳、天狗岳、金洞山をはじめ幾つかのピークから成る山で荒々しい岩肌が露見した景観が特徴で日本三大奇勝に選出されています。
妙義山に関するブログを検索すると、妙義山の特筆すべき点は南北アルプス、八ヶ岳の岩稜と異なり足がかりが少なく、有っても浅い為に鎖を全力で握り体を引き上げる必要が有り、その為に腕力が次第に低下し滑落事故につながるというところにあると書かれております。
この妙義山は、いつも上信越道でスキーに行く時にいつかは登山したいなと思っていた山です。知人の登山ガイドから、この山はそこらの鎖場のある山と訳が違い最大の注意を払い登山すべしとアドバイスを貰いました。
今回は久し振りにヘルメットを着用し危険は覚悟の上で登山に挑みました。
実際のところ、今回の白雲山コースは今までに経験した事のないハードな山で、先ず、最初の大の字で5m程の鎖場が有りここを簡単にクリア出来なければ先に行くなというお試し鎖場が有り、次に奥の院手前のこのコース最初の長く垂直な鎖場(20m)で、先ず緊張を強いられ次に、このコースで一番恐ろしかった「ビビリ岩」でどのように登るか暫し考えて取りつき、2m程垂壁を登ると下が見えないぐらい切れ落ちた崖で、高さ10mぐらいでしたが、あまりの高感度で怖くて下を見ることが出来ず足がかりが少なく、腕力で登るしかなく、胸の鼓動が聞こえるぐらいビビリまくってしまいました。
次が「背ビレ岩」で幅の狭い痩せ尾根に鎖が付いている状態で、ビビり岩の後なので多少恐怖感が薄れ何とかクリア、切れ落ちた痩せ尾根をバランスを取りながら進むと「大のぞき」に到着、その直後にこのコースで一番長い下りの鎖場が待ち受けていました。先ず、10m程の垂壁を下り、直ぐに20m程の足がかりの少ない垂壁が現れ、腕力を頼りにドキドキしながら下りました。
その後は、普通の山と変わらない登山道を天狗岳経由目的地の相馬岳山頂に至りました。山頂からは、雪をかぶった北アルプス、噴煙を上げる浅間山、そして先月登山した荒船山などの山々が見渡せました。下山は、タルワキ沢を下り第二、第一見晴、妙義神社経由駐車場へ。
今回の山行では足の疲れもさることながら、腕の筋肉痛に悩まされています。
このコースは、高所恐怖症の方、握力、腕力が弱い方、鎖場経験の少ない方はオススメする事は出来ません。大袈裟に書いたように見えるようでしょうが、日本の鎖場の有る山では上級に属します。自信の有る方はチャレンジしてみてください。
山道から見た断崖絶壁

相馬岳山頂

遠くにかすかに噴煙を上げる浅間山

大のぞき

幅の狭い背ビレ岩の鎖場

ビビリ岩を上から見ると、下は見えません!

鎖場を登って大の字の横え
大の字に上がる裏ての試しの鎖場


妙義山の全容(山の中腹に大の字が白く見える)




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