2019年8月6日火曜日

薬師岳・雲の平 (2019,7,31~8,2)

薬師岳・雲の平 (C4 健脚クラス)

2019年7月29日(月)~8月2日(金) 4泊5日 自家用車使用

コース
7/29 海老名セブン前集合=海老名IC=松本IC=安房トンネル=富山市内
   =有峰林道=有峰ハウス(泊)

7/30  有峰ハウス=折立登山口 →三角点→五光岩ベンチ→太郎平小屋
   →薬師峠→薬師岳山荘→薬師岳→薬師岳山荘(泊)

7/31 薬師岳山荘→薬師峠→太郎平小屋→薬師沢小屋→アラスカ庭園
   →雲ノ平山荘(泊)

8/1   2コースに分かれる
   雲ノ平散策コース 雲ノ平小屋→祖父岳→日本庭園→スイス庭園
   →雲ノ平小屋→祖母岳(アルプス庭園)→薬師沢小屋(泊)

   雲ノ平小屋→祖父岳→鷲羽岳→水晶岳→雲ノ平山荘→薬師沢小屋

8/2 薬師沢小屋→太郎平小屋→五光岩ベンチ→三角点→折立登山口
   =有峰林道=富山市内=楽今日館(温泉)にて解散=海老名

参加者 7名 天気は全日晴れたり曇ったり

1日目 
海老名セブン前に9時集合、海老名IC~松本IC経由有峰湖に向かったが
予定していた見座からの有峰林道東谷線が岐阜県側の災害により通行止め
であることに途中で気づき、一旦国道に戻り富山市内から有峰林道小見線で
有峰ハウスに向かい無事到着。

2日目 (曇り時々晴れ)
有峰ハウス前で準備体操後、車で折立登山口に移動し登山開始、直ぐに
十三重の塔慰霊碑(昭和38年の38豪雪の冬に薬師岳登頂を目指し遭難した
愛知大学山岳部13人の霊を慰める慰霊碑)に手を合わせ、樹林帯の中の
急坂をジグザグに登って行くと展望が開け三角点到着、再び樹林帯を歩くと
1934M峰に到達、眼下に有峰湖を望み、その後展望の開けた尾根伝いの草原の
山道をニッコウキスゲを見ながら、五光岩ベンチで一休みした後、山道は
木道に代わり、前方に太郎平小屋が見えるようになり、太郎山の山腹を周り
込んで太郎平小屋に到着。休憩後、ハイマツの木道尾根道を進み薬師峠へ
更に、谷沿いの石のゴロゴロした急登を登り切り薬師平で昼食を取った後、
雪渓の横の山道を薬師岳を見ながら、ようやく薬師岳山荘にたどり着いた。
山荘で受け付けを済ませてサブザック切り替え、風化した花崗岩の砂の引き
つめた山道を上り詰め薬師岳山頂制覇。雲が湧きあがり、山頂からの展望は
イマイチで、雲が晴れるのを暫し待ったが残念ながら期待した展望は見られず
薬師岳小屋に戻った。
薬師岳登山口
太郎平行く途中

太郎平え

薬師岳途中

薬師岳から太郎平方面

薬師岳山頂なにも見えない
3日目 (晴れ時々曇り)
薬師岳山荘から太郎平小屋まで前日の山道を戻り、雲ノ平に向けて出発。
木道横の花を見ながら下り始め暫くすると、ウンザリするような下り坂に
差し掛かり、ここを引き返して来るのは嫌だなと思いつつ、第一徒渉点に
到着、第二、第三徒渉点を通過、カッベケが原まで見事なニッコウキスゲの
群生を楽しみながら薬師沢小屋に到着。黒部川と薬師沢の合流点で見事な
渓流美を見せる場所に吊り橋が掛かていて、ここからアラスカ庭園までが
今回山行の最大の難所で、標高差500M苔で滑りやすい斜面を2時間掛けて
登り詰め、庭園から木道を雲ノ平山荘まで進みこの日の日程を終えた。
山荘のテラスからの眺めは、絶景で池塘と岩が点在し、高山植物が咲き誇り
水晶岳、黒部五郎岳等、山々が身近に見え素晴らしいの一言であった。
ただ、山荘は大混雑で1枚の布団に二人寝で窮屈な一夜を過ごした。

太郎平小屋行く途中

薬師岳山荘

ゆうれいそう

雲の平
雲の平行く途中

雲の平


雲の平行く途中


4日目 (晴れ時々曇)
予定通り、雲ノ平散策組と鷲羽岳、水晶岳を目指す者と二手に分かれた。
散策組は、木道をチングルマ、コバイケイソウなど様々な高山植物を楽しみ
ながら祖父岳山頂に到達、山頂からは水晶岳、鷲羽岳、薬師岳、槍ヶ岳、
奥穂高岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、立山大汝山、劒岳など日本百名山が9座が
360度展開され、眼下には雲ノ平全景が見られ、ここに来て良かった、
一生の思い出になると感じました。その後、日本庭園、スイス庭園に立ち寄り
一旦雲ノ平山荘に戻り、祖母岳(アルプス庭園)に立ち寄り、前日苦労した
滑りやすい急斜面を下り、薬師沢小屋に到着。
水晶、鷲羽岳を目指したものは、祖父岳に上り、岩苔乗越からワリモ岳
鷲羽岳山頂制覇後、分岐まで戻り、水晶小屋から水晶岳山頂制覇し、
来た山道を雲ノ平山荘まで戻り、アラスカ庭園から急斜面を下り薬師沢小屋
にたどり着いた。
ワレモ岳から鷲羽岳を見ている

祖父岳からワレモ岳を見てる
祖父岳より笠ヶ岳見ている

水晶小屋から野口五郎岳を見ている

水晶岳から槍ヶ岳を見ている
水晶岳から立山見てる

水晶岳から薬師岳を見てる

水晶岳から雲の平見てる
祖父岳から鷲羽岳見てる

雲ノ平山荘に下山風景

鷲羽岳山頂















5日目 (晴れ時々曇り)
最終日、疲れが出てきたところで、気を引き締めて下山開始。
薬師沢小屋から前々日のコースを戻り、心配していた第一徒渉点から、
太郎平小屋までの登りも、比較的順調に登り切り、太郎平小屋、五光岩
三角点、折立登山口まで無事下山した。
有峰湖からの帰路に温泉 楽今日館で昼食とお風呂に入り疲れを癒し
解散して、海老名まで戻った。

薬師沢小屋出発

薬師沢小屋つり橋

キヌガサソウ
太郎平


総括
今回の山行は、前泊含め4泊5日であったが、
北アルプス最奥部の山々を登山するには、必要な日程で有った。
2019年夏山山行第一弾として、北アルプス最奥で大きく優美な姿の薬師岳、
そして、登山者憧れの地 雲ノ平散策 別途 北アルプス中央部の鷲羽岳
水晶岳(黒岳)の縦走という、2つのコース別れそれぞれ北アルプスの
醍醐味を満喫、天気にも恵まれ非常に楽しい山旅を過ごす事が出来た。
年齢的には、1日の行動時間が8時間前後と少しハードな面も有ったが、
まだまだ、行けると自信が付いた山行で有ったと思います。

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